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ゲームやマンガ(主にLandreaall)の感想、時々アニメ、たまに日記的な何か

【感想・レビュー】ファイアーエムブレムif 白夜王国

ファイアーエムブレムif 白夜王国

ファイアーエムブレムif 白夜王国

※若干のネタバレを含みます。

覚醒よりもキャラゲー色が強め。だというのに覚醒よりもキャラが薄かった印象。
(プレイしていないので分かりませんが、暗夜の方がキャラは濃そう)
子世代がストーリーに一切関わってこないのが残念でならない。
親と子を同時に出すのが難しいなら、聖戦みたいに親と子の総入れ替えをまたしてくれてもいいのになと…。
恐らく、マイユニのせいでそれが出来ないか、育てたキャラが全員いなくなってしまうのが問題で難しいのでしょうが…。
戦闘システムに関しては文句なしに面白いです。
ただ、シナリオが相変わらず薄っぺらく、突っ込みどころが多かったり、「え、なんでそのキャラ死ぬの!?」という展開があったりなど、不満が多いです。
描写や説得力が足りていないかなと。
また、「それはシナリオに組み込むべきだろう!」という内容が支援会話のみで行われてしまったり。

あと個人的に残念だったのは、マイユニの「無口」がなくなったことと、厳つい男キャラが作れなくなったこと。
無口も厳つい男キャラも、覚醒でとても気に入っていたので、なくなってしまって本当に残念…!
おっさんみたいな男キャラ作りたかった…それでなくとも白夜はおっさん不足だというのに…!

京アニって空気の表現が秀逸すぎやしませんか。
あんまり褒めると京アニ信者って言われそうでイヤなんですが(笑)、本当に上手い。
ただ単に「絵が綺麗」「作画が綺麗」とか、それだけじゃないんですよね。
荒を探してやる!と思って観る(不純)んですが、いつも何かしら惚れ惚れさせられる。

とても印象に残っているのはけいおんで、新歓か何かのライブ後の部室でのシーン。
無言が数秒続いたシーンだったように思うのですが、夕日に埃がキラキラと照らされていて、緊張と、達成感と、感動と…メンバーの目もキラキラしていて、あれ凄かったなーと今でも時々思い出します。
けいおんって真面目には見ていなくて、ぼんやりと見ていただけだったんですが、あの一連のシーンはうわーうわー!と気持ちが持っていかれたのを覚えています。
今まで全然見ていなかったのに、あれだけで気持ちが移ってしまって、なんだか泣きそうになってしまった。


あと流石だな!と思うこととしては、『第一話の冒頭数分に印象的な絵(シーン)を持ってくる』こと。
最初の「掴み」を相当意識して作っている。
そこで魅せてくるんですよね。そして魅せられてしまうんですよね…(私が)。
ハルヒクラナドの第一話冒頭は今でも凄く印象に残っています。
優しい視聴者が3話まで見てくれる…と、し て も !
それに甘んじることなく、冒頭数分で魅せ、第一話で「これはどういう物語なのか」が大体分かるように作られている…かなと。
あとテンポもいいしダレることもない。

京アニのアニメを全て観ているわけではないのですが、凄いなーと観る度に思います。

響け!ユーフォニアム(アニメ)

凄いなあと思うのが、吹奏楽部に入ったことなんてないのに、あんな風に楽器をやったこともないのに、所々で共感したり感情移入してしまうところ。
運動場で残って練習は体育祭の前なんかを思い出すし(足踏みで砂埃が舞ってるのも記憶にある)、オーディションの緊張感はなにかしらの面接を思い出すし、コンサート前の静けさは音楽会の発表前を思い出した。
似たような経験があるから、アニメを観ながら吹奏楽部を疑似体験しているような気分でした。
こんな感じのヤなこと言う先生いたなーとか、(絵を描いているので)上手くなりたすぎて苦しくなったりとか、
そういった感情や空気がダイレクトに、もうグワッと伝わってくる。
多分、観ている人が「面白い」じゃなくて「凄い」って言ってしまうのはそこなんじゃないかなーと。
肌で感じて、圧倒されて、惹きこまれて、感動して。

そんでもって、久美子の「知ってる人のいないところで新しくスタートしたかった」もすっごく分かるし(私も似たような理由で高校を選んだ)、高坂さんの「みんなと同じことをしたくない」もすっごくわかる。
変なことがしたい、でも私のことを分かってくれる人も欲しい(私も今でもまだ似たような気持ちを少しばかり持っている)
あーくっそーめっちゃ分かるー!という気持ちと、ああでもこんなこと出来なかった…羨ましいな、という気持ちと…そういうもの全部持ってくるんですけどこのアニメ…なんなの…。
しかもそれらが凄く美しく描かれていて圧倒される。
「凄い」という感想は、そういった凄く主観的な感情が篭っているなあと。

このアニメ、「凄い」ばかりで「面白い」って聞かないんだけどどうなの?と聞かれたので、そんなことを思ったのでした。


ところで、あすか先輩のことをもっと知りたいのですが、原作を読めばあすか先輩のことをもっと知れるのでしょうか…。

どうぶつの森 マイデザインQRコード その9(P4D直斗)

とびだせ どうぶつの森

とびだせ どうぶつの森

まだプレイされている方がいらっしゃるか分かりませんが、なんとなく作りたくなったので作りました
P4Dの白鐘直斗の服です
実際は七部袖くらいですが、夏なので半袖で

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久しぶりに起動したらサリーが引っ越していてショックを受けるなど…orz

【感想・レビュー】FINAL FANTASY XII

ファイナルファンタジーXII(特典無し)

ファイナルファンタジーXII(特典無し)

クリアするつもりがなかったのにクリアしていた、いや、まだ終わらないだろうと思っていたらラスボス戦だった…何を言っているのか分からねえと思うが私も(ry
FF12、クリアしたんですが、なにもかも惜しいというか、なにもかも中途半端というか、「ああこれは人気出ないわ…評判も悪くなるわ…」と思いました
個人的には、凄く惜しいんです!
キャラクターは魅力的だし(フランとバルフレアが最高に好きです)、ストーリーや雰囲気もそんなに嫌いじゃない
なのに何か足りない!何かが違う!

このゲームがやりたかったことというのは、PS3が発売されてある程度経ち、洋ゲーにも触れるようになった今、なんとなく分かる
今までの日本のRPGのような、ストーリーがメインのものではなく、戦闘やキャラの操作がメインのものを作りたかったのではないか
ストーリーは淡々として起伏が少ない
私が「ラスボス戦だと思わなかった」のも、まだ強くて勝てない敵のいるダンジョンが残っていたから
しかしそうだと分かっても、何か惜しいというか物足りなさを感じる
単に私がストーリーがメインのJRPGが好きだからなのか

戦闘は画面だけ見るとアクションのようだがアクションではなく、今までのFFのように「たたかう」「魔法」「アイテム」を状況に合わせて入力するだけのゲームではない
設定付けをして、有能に動くキャラに仕上げるのがこのゲームの戦闘の重要な部分
その設定付けを『ガンビット』いうのですが、例えば「目の前の敵 - たたかう」(前が条件、後ろが行動)と設定していると、敵を見つけるとターゲットを取り攻撃をしかける
しかしこれだけだと、敵が倒れるまで攻撃をし続けるだけになってしまう
HPが減ったら回復をして貰いたいとする
「HP<50%の味方 - ポーション」と設定すると、HPが50%未満になった味方にポーションを使うようになる
ガンビット複数設定することができ(ライセンスの取得で数は増える)、1~3だと1にあるものの方が優先順位が高い
 1 目の前の敵 - たたかう
 2 HP<50%の味方 - ポーション
という設定にすると、味方のHPが50%未満になったとしても、目の前の敵がいなくならない限りはポーションを使ってくれない
なので、
 1 HP<50%の味方 - ポーション
 2 目の前の敵 - たたかう
とすることで、戦っている最中でも味方のHPが50%未満になればポーションを使ってくれるようになる
…という設定を各キャラ(戦闘メンバー3人)にしていきます
後半になればもっと複雑に設定することができるようになります
味方にリフレクかけて、リフレク状態の味方に魔法を使うように設定する、とかね

これ、プログラミング?とかが好きな人はハマりそうではある
私も嫌いじゃない、嫌いじゃないんだけど…とにかく爽快感がない!敵に合わせてガンビットを変えなければならないがめんどくさい!(これの進化系がFF13のシステムなんだと思います)(敵に合わせてではなく、状況に応じた設定を作る)とってつけたようなファンファーレがダサイ!w ミストナック(必殺技)もなんかダサイ!(しかし嫌いではない)
という感じで…なんか嫌いにはなれないんだけど、人にオススメはしにくいゲームでした

ストーリーはシンプルなんですが、見せ方の問題で分かりにくく、キャラクターは濃いのに知りたい部分が出てこないし、ストーリーはそれでもいいからキャラについてもっと詳しく!!!特にバルフレアとフランについて詳しくくれ!!!!という気持ちでずっといましたw
あんまり詳しくしてテイルズ化されても困るけれど、もうちょっとあってもいいと思うんだ…
ちなみに、ヴァンは使わなくても問題がないらしく、私の主要メンバーはバッシュ・バルフレア・フランでした

ただ、マップの広さや広大な景色は美しく、天候も変化したり天候で敵も変わったりなんかして、そういうところは凄く好きです
これをPS3で出して欲しかった
FF13は、グラフィックは綺麗だけど終盤の1つのマップしか動き回れなかったんですよね…
冒険している!という感じが本当に良かった
良くあるRPGのような「全世界を旅する」のではなく、舞台は「一部の地域」でしかないのですが、それでも広さを感じるマップは本当に良かった
そういうところは、少しスカイリムっぽく感じたりなど
PS2でここまでできるのかー!と感動した部分です

信長協奏曲(ドラマ)

このドラマ面白かったんですよね
「役者が豪華」という宣伝を聞いて、始まる前は「コケそう」などと思っていましたが、その予想に反して面白かった
「どや、感動やろ?」という主張の強いBGMが鬱陶しかったのと、まとまって終わりはしたものの、「続きは映画館で!」にはかなりがっくりきましたが…
タイトル画面での曲めっちゃくちゃかっこいいのに、なぜ作中のBGMはああなってしまうのか…個人的には、ミスチルの曲もこのドラマに合っていなかったように思う

1話の冒頭がとにかく凄くて、『主人公のサブローが現代の高校生で逃げ癖がある』、という設定説明をたった数分でこなし、即タイムスリップし即信長と出会い即入れ替わるんですよね
このスピーディさには惚れました
始まったばかりなのに「前回のあらすじ」かのような飛ばし方で、30分アニメでもないのにぶっ飛ばしていて、「他にやることあるのに説明でそんなに時間使ってられるかよ!」って感じが凄く好きですw
このスピーディで簡潔な説明を、最近のアニメはもっと見習っても良いと思う